昔、小室哲哉さんのTK MUSIC CLANPという番組で「説明書を読むのが面倒で」という理由で最新の機材を避けていた石田さんですが、原発に関する学びの深さは、そんじょそこらの学者でも適わないくらい凄いです。かなりの資料を国内外問わず横断的に読み込んでいて、内容も素晴らしいです。もともと石田さんはオーストラリアに住んでいたことがあって英語も話せるのが強みになっているなと感じます。チェルノブイリの頃から母親と原発反対デモを繰り広げ、機動隊とも一戦交えていたそうですから、筋金入りです。最近、山本太郎さんとの対談が収められた本が出版されましたが、すごく面白いです。同時に、平時の時には判らないその人の真価は、有事の時などの極限状態でこそ発揮される、輝くのだなと思いました。吉川晃司さんがタイヤのパンク修理に被災地に向かったり、千葉麗子さんやガクトさんが示した献身的な活動とか。原発で戦っている50人に匹敵する愛情を感じました。「自分なんかどうでもいい」という無私の愛を。彼らが若くから成功し、地位と名声を得られたのも、彼らの純粋な、真実の姿について理解している神様が、強力にバックアップしているからだと思いました。